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Project  - Research/ Practice 

Buddy System

Autism Spectrum Disorders

ASDと仲間関係発達のための

バディ・システム

​に関するプロジェクト

IPW-IPE

in Developmental Support

Interprofessional Work 

Interprofessional Education

発達支援サービスにおける

多職種連携協働/多職種連携教育

​に関するプロジェクト

​Buddy System

for ASDs

Higher Education 

Students with Disabilities

Emergency Preparedness

Professional Training

高等教育における障害学生支援

防災・災害等緊急時対応

専門職養成

​に関するプロジェクト

And more...

Higher Education

and Disabilities

その他、​

子どもから大人までの

発達・障害・連携

などをキーワードに

​研究を進めています。

buddy
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​Buddy System for ASDs

01

​バディ・システムの開発

▶バディ・システムとは

 Buddy(バディ)はもともと海難救助における用語で「相棒」や「親友」という意味も持っています。自閉スペクトラム(ASD)の子どもたちの中には、学齢期で一般的に経験するような同世代の仲間関係をうまく構築することができずにいる場合が多くあると報告されています。
  私たちは、ASD児を対象したクリニック型のグループ活動の中で、固定的・継続的な特定の2人組を活動の基本単位とする“バディ・システム”という新たな支援形態を展開しました。仲間関係の発達の最も基本的なかたちは、二者間の相互作用です。プログラムの中ではASD児2名のバディに対し1名の支援者(学生スタッフ)が付き、ゆるやかでやさしい空間・時間の中で、バディの間で起こる様々な相互作用が促される工夫を凝らします。・・・・

IPW
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IPW-IPE in Developmental Support

01

​発達支援におけるIPW-IPE

▶IPW(Interprofessional Work)とIPE(Interprofessional Education)
 日本語ではIPW=多職種連携協働、IPE=多職種連携教育と訳されます。WHO:世界保健機関は、世界に先駆けて医療領域における多職種連携の必要性を示し、1980~90年代頃から、多職種連携や多職種連携教育に関する重要な報告書を提示しました。2010年には“Framework for action on interprofessional education and collaborative practice:多職種連携教育と連携実践のための行動枠組み”を発表し、世界的に多職種連携を推進することを推奨しています。(日本版は三重大学が翻訳され、公開されています)。
 このガイドラインによると、異なった専門的背景をもつ専門職が、共有した目標に向けて共に働き、サービスの受益者(クライアントさんやその家族)がより効果的で良質なサービスや支援を受けられるようにすることを目的とすることが明示されています。そのために、現場では多職種での連携協働の実践と、養成課程と現職者における連携教育が連動して行うことが必要だと説明されています。

▶発達支援におけるIPW-IPE
  私たちが関わる子どもの発達支援、特に障害のある子どもやその家族をサポートする現場においても、このIPW・IPEは今や必須のものとなっています。しかもこの発達支援の領域は、医療・リハビリテーションだけにとどまらず、教育・福祉・労働など多領域にわたる専門家との繋がりかか欠かせません。
 またこの社会的ニーズに伴って、発達支援の専門職である人は、多職種との連携・協働するためのコンピテンス(=知識や技術の総称)を持ち合わせていなければ、自分の専門性も発揮できないことになります。専門職同士がただ連絡を取り合ったり、会議に出席するだけでは、期待されるような“相乗効果”は生まれません。ただ、連携は具体的に何をすることなのか、どうすれば良い連携が持続できるのか、連携した結果どのようなメリットが(あるいはデメリットが)あるのかということがまだ十分明らかになっていないのが現状です。

 さらに、IPWやIPEにはクライアントさんの個人情報保護や各領域・機関の文化、また最近よく取りざたされている専門職の多忙さなど、連携をさせにくくする要因も隠れています。
 多様な発達支援サービスができ、情報があり、そして多数の専門家が揃うこの時代で、子どもたちにとって良い環境や支援を提供するために考えていきたいと思っています。

PHED
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Higher Education and Disabilities

01

障害学生支援スタンダード

(東京大学PHED:障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業)

▶東京大学PHED:障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業

 2017年~2020年末まで3年間、東京大学が行う「障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業(PHED;フェッド)」の文科省補助事業に関わりました(コーディネーター:森脇愛子)。

 本事業は、将来にわたり障害のある学生への支援を支えていく組織的アプローチの土台としての連携プラットフォームを形成することを目的として、全国の高等教育機関・自治体・企業等とともにさまざまな活動を行いました。

▶障害学生支援スタンダードの構築

 PHEDの最終成果のひとつに、「障害学生支援スタンダード」があります。障害のある大学生・大学院生がどの高等教育機関に進学しても質の高い配慮・支援が受けられることを目指して、大学等において備えるべき支援体制や人材、そして障害学生支援に関わる教職員が持っているべき専門的知識・技術とは何なのか、ということが示されています。時代背景や社会的要請に応じて設定された8つの領域について、全国の専門家や実践家が2年間のディスカッションを重ねて作成されています。

​ ➡「障害学生支援スタンダード」https://phed.jp/about/standard.html

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